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米共和党外交政策の重鎮ら、トランプ氏の提案を非難

 3月2日、米共和党で外交政策を長年担当した専門家60人が、トランプ氏の提案する政策は米国の安全を危険にさらすとして、強く非難する書簡を公表した。ケンタッキー州で1日撮影(2016年 ロイター/Chris Bergin)

[ワシントン 2日 ロイター] - 米共和党で外交政策を長年担当した専門家60人が2日、同党の大統領候補指名争いでトップを走るドナルド・トランプ氏が提案している政策は米国の安全を危険にさらすとして、強く非難する書簡を公表した。

指名争いで首位を走るトランプ氏と党指導部との対立が改めて浮き彫りとなった。

書簡は「トランプ氏の提案は、彼が米国をより安全でなくする方向に大統領権限を行使することになり、それによって世界における米国の評価は下がると結論づけざるをえない」と指摘。「自身の反対勢力に対し大統領権限を行使するという彼の大げさな考え方は、米国市民の自由にとって明確な脅威」とした。

書簡には、国務副長官経験者のロバート・ゼーリック元世界銀行総裁、マイケル・チェルトフ元国土安全保障省長官、ジョージ・W・ブッシュ政権で国防次官を務めたドブ・ザケイム氏などが署名。共和党外交政策の中道派と、2000─08年のブッシュ政権時代に大きな影響力を持ったネオコン派(新保守主義)の双方が名を連ねている。

ただ、ブッシュ政権時代のコンドリーザ・ライス元国務長官、コリン・パウエル元国務長官などは署名しておらず、署名を打診されたかも不明。

書簡は、トランプ氏の反イスラム発言や、メキシコからの不法移民を制限するための壁を設置すべき、米国との安全保障協力で日本はさらに負担すべきといった同氏の提案への反対を表明。「熱意のある忠実な共和党員として、トランプ氏の指名獲得を支持することはできない」とした。

トランプ陣営からコメントは得られていない。

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