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トランプ・バイデン両候補が激戦州ペンシルベニアで舌戦

[リティッツ/チェスター(米ペンシルベニア州) 26日 ロイター] - 11月3日の米大統領選に向け終盤の競り合いが続くトランプ大統領と民主党大統領候補のバイデン前副大統領は26日、ともに激戦州ペンシルベニアで演説、強く支持を訴えるとともに、激しい相互批判を展開した。

米大統領選まで残すところ8日となる中、再選を目指すトランプ大統領は激戦ペンシルベニア州で遊説し、支持を訴えた。写真はペンシルベニア州で撮影(2020年 ロイター/Leah Millis)

トランプ大統領は演説で「ペンシルベニア州で勝利し、大統領選で勝利する」と強調。今週は同様に接戦が予想されるミシガン、ウィスコンシン、アリゾナ、ネブラスカ、ネバダにも足を運ぶ計画だ。一方、バイデン氏は記者団に対し「過信はしていない」と控えめにコメント。「神の恩寵」があればペンシルベニア州で勝利できると語った。

全米の世論調査ではバイデン氏が支持率でリードを維持しているものの、激戦州では接戦となっている。ロイター/イプソスが26日発表した最新の調査によると、ペンシルベニア州ではバイデン氏の支持率が50%で、トランプ氏(45%)をややリードしている。

<「最悪の大統領」、「情けない候補」>

この日の演説でバイデン氏は、他の激戦州の見通しについて、ミシガン、ウィスコンシン、ミネソタ州で勝利できると予想。オハイオ、ノースカロライナ、ジョージア州でも勝てる可能性があると語った。

トランプ氏の新型コロナ対応への批判も強め、「結論から言えば、トランプ氏はおそらく最悪の大統領だ。このパンデミック(世界的大流行)の最中に国を指揮するには最もひどい人物だ」と訴えた。

また、メドウズ大統領首席補佐官が前日に、トランプ政権はパンデミックをコントロールせずワクチンや治療法に軸足を置くと述べたことに改めて言及し、政権の対応を非難した。

一方、トランプ氏はメドウズ氏の発言に賛同しない立場を示している。同氏はまた、自身の政権は新型コロナに対し「素晴らしい仕事」をしていると主張し、バイデン氏については「情けない候補」と揶揄(やゆ)した。

<エネルギー政策でも対立>

トランプ氏は、先週の討論会でバイデン氏が石油・天然ガスから「移行」すると発言したことにも触れ、ペンシルベニア州にとって「存続に関わる」問題だと強調。「バイデン氏はドイツ製や中国製の風力発電設備を推進しようとしている」とし、「同氏の計画はペンシルベニアのエネルギー産業にとって死刑を意味する」と述べた。

バイデン氏は「油田は閉鎖しない。フラッキング(水圧破砕法)も禁止しない。クリーンエネルギーに投資する」と自身の立場を説明した。

同氏は討論会で、国内の石油を将来は太陽光、風力などの汚染物質が出ない電力源に切り替える必要性を感じているとし、より環境に優しい経済への転換という自身の政策目標は、高給の仕事を創出し、米企業を後押しすることになると述べていた。

米国内の多くの地域で感染者が急増する中、新型コロナ対策は選挙戦の大きな争点となっている。週末に複数の側近の感染が判明したペンス副大統領はこの日、ミネソタ州のイベントで演説した。警察によると、イベントには650人以上が参加し、州の指針で上限とされる250人を上回った。

*内容を追加しました。

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