[ワシントン 24日 ロイター] - 米連邦通信委員会(FCC)のパイ委員長は今週、FCCが2015年に承認した「ネットの中立性」に関する規制の撤廃に向けた計画を明らかにする見通しだ。
FCCは、パイ委員長が26日にワシントンで「インターネット規制の将来」と題してスピーチを行うことを明らかにした。
関係筋によると、パイ氏はスピーチで、オバマ政権時代の2015年にFCCが承認したネットの中立性に関するルールの撤廃に向け、意見公募を開始する考えを示すとみられている。また、FCCは5月18日に開く委員会でパイ氏の提案について最初の採決を行う可能性があるという。
ネットの中立性に関する規制は、インターネット接続業者に対し、ネット上の情報を全て平等に扱うことを義務付けたもの。AT&Tやベライゾン・コミュニケーションズ、コムキャストなど接続業者はこの規制について、トラフィック管理を困難にするほか、回線への追加投資の抑制につながると批判している。
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