March 15, 2016 / 6:42 AM / 4 years ago

バングラ中銀盗難被害、マニラで中国系男が3000万ドル受領=議員

[マニラ 15日 ロイター] - 先月に発生した米ニューヨーク連邦準備銀行にあるバングラデシュ中央銀行の口座からのハッカーによる現金盗難について、調査を担当しているフィリピンのギンゴナ上院議員は、マニラで3000万ドル以上が現金で中国系の男に渡されたとの見方を示した。

 3月15日、先月に発生した米ニューヨーク連邦準備銀行にあるバングラデシュ中央銀行の口座からのハッカーによる現金盗難について、調査を担当しているフィリピンのギンゴナ上院議員は、マニラで3000万ドル以上が現金で中国系の男に渡されたとの見方を示した。写真はベルリンで2013年5月撮影(2016年 ロイター/Pawel Kopczynski)

フィリピン上院の反汚職委員会のトップを務める同議員が、15日に予定されている公聴会を前にロイターに述べた。

同議員によると、外為ブローカーが数日の間に、6億フィリピンペソ(約1287万ドル)と約1800万ドルに分けて渡した。紙幣の数は少なくとも計78万枚に上るという。

今回の事件では、ニューヨーク連銀が管理するバングラデシュ中銀口座から8000万ドル以上が盗まれた。ハッカーは約9億5100万ドルを引き出そうとしていたが、途中で送金先の名前のスペルミスをきっかけにハッキング被害が明るみになり、送金は中止された。

バングラデシュ中銀は、盗まれた現金が4回に分けてフィリピンに送られ、その後カジノに流れたとみている。中銀当局者らは、現金が香港に渡った可能性もあると述べた。

フィリピンのリサール商業銀行(RCBC)(RCB.PS)は先週、支店の一つに預けられた8100万ドルについて調査中だと明らかにした。

ギンゴナ議員は、現金がフィルレム・サービスという外為ブローカーを通じて中国系の男とカジノ2カ所に渡ったことが、調査で判明したとした。男の出身地が中国本土なのか台湾なのかは現時点では明らかになっていない。

フィルレム・サービスはコメントを控えた。

ギンゴナ議員によると、2900万ドルがフィリピンの娯楽・カジノ運営会社ブルームベリー・リゾーツ(BLOOM.PS)が運営するカジノ「ソレア」の口座に入った。ソレアの広報担当は「調査中の事項に関してはコメントしない」とした。

同議員はまた、2100万ドルがフィリピン北部の賭博企業イースタン・ハワイ・レジャーの口座に渡ったと述べた。

検察当局は、RCBCの支店長と現金が当初送金された口座の持ち主に対し、資金洗浄防止評議会(AMLC)が申し立てを行ったと明らかにした。

ギンゴナ氏は、カジノはフィリピンの反マネーロンダリング法の対象となっていないことから、盗まれた現金が回収できるかどうかは明らかでないと述べた。

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