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FRBストレステスト、今年は主要8行に追加「市場ショック」設定

 米連邦準備理事会(FRB)は2月9日、大手銀行の財務の強さを測る2023年のストレステスト(健全性審査)で使用する経済シナリオを公表した。2022年1月、ワシントンで撮影(2023年 ロイター/Joshua Roberts)

[ワシントン 9日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は9日、大手銀行の財務の強さを測る2023年のストレステスト(健全性審査)で使用する経済シナリオを公表した。また、将来的に複数のシナリオを使用する可能性にも触れた。

今年のテストには主要8行を対象とした新たな「探索的市場ショック」が含まれると説明。資本要件には影響しないものの、銀行の強靭性をさらに詳しく調べるとともに、将来的に複数のテストシナリオを追求すべきかどうかをFRBが判断するのに役立つとしている。

23年版では、商業用・住宅用不動産市場と企業債務市場の両方でストレスが高まる中、深刻なリセッション(景気後退)が想定されている。FRBが過去に行ったように、大規模なトレーディング業務を行う銀行は世界的な市場ショックに対するテストも受けることになる。

JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス、シティグループなど主要8行に対して今年新たに設定された追加的市場ショックについては、詳細は明らかにされていない。

今年のテストはバーFRB副議長(金融規制担当)の下で初めて行われる。バー氏は以前、幅広いリスクをより適切に評価する方法として複数のシナリオを提唱していた。

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