[オーシャンシティ(米メリーランド州) 19日 ロイター] - 米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は19日、9月20─21日の次回連邦公開市場委員会(FOMC)でどの程度の幅の利上げを実施するか決定するまで、まだ多くの時間が残されているとの認識を示した。
バーキン氏は、連邦準備理事会(FRB)は金利を抑制的な領域にシフトさせる必要があるが、どの程度シフトさせる必要があるかは経済情勢次第になると指摘。
現時点の基調的な需要は前回7月のFOMC時と比べ力強いように見えるとしながらも、FRBは現在、金利を必要な水準に到達させる要請と、経済が受ける影響を巡る不確実性との間のバランスを取ろうとしていると述べた。
最近のインフレ指標で物価上昇ペースが幾分鈍化していることが示されたが、それは自動車や衣料品の価格が「非常に弾力的に」変化したためと言及。「経済の基調的な力強さ、つまり物価上昇圧力がどの程度あるか、また供給面やコモディティー市場の変化により物価上昇圧力がどの程度緩和されるのかのバランスが重要だ」とした。
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