[ワシントン 29日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は29日、連邦準備理事会(FRB)はインフレ抑制のために利上げを続ける必要があるとしながらも、利上げペースと最終的な金利水準は今後2カ月間のデータに大きく左右されるとの考えを示した。
ボスティック氏はナショナル・パブリック・ラジオのインタビューで「一段の利上げが必要だと確信している」と述べた。ただ「どの程度の利上げが必要か、またどのような利上げ軌道になるのかは、今後数週間から数カ月の間に経済がどのような展開を見せるかに左右される。9月20─21日の次回会合までに多くのデータが入手できる」と述べた。
また、米経済はリセッション(景気後退)からは程遠いとの見解を表明。ただ、リセッション懸念が自己実現的になる恐れがあるとの懸念は共有すると述べた。
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