March 24, 2019 / 10:40 PM / a month ago

米利上げと利下げ、いずれも選択肢=アトランタ連銀総裁

[サンフランシスコ 22日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は22日、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策に対する忍耐強いアプローチは、年内に金利が据え置かれることを保証するものではなく、また利上げと利下げのいずれも検討対象だと述べた。

 3月22日、米アトランタ地区連銀のボスティック総裁(写真)は、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策に対する忍耐強いアプローチは、年内に金利が据え置かれることを保証するものではなく、また利上げと利下げのいずれも検討対象だと述べた。1月撮影(2019年 ロイター/Christopher Aluka Berry)

ボスティック総裁はサンフランシスコ地区連銀で開かれた金融政策会合で、「据え置きは確かに選択肢ではあるものの、景気動向によっては、わたしにとっては利上げまたは利下げの両方(の選択肢が)テーブルの上にある」と述べた。

米連邦準備理事会(FRB)は19─20日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、よりハト派的な政策スタンスへの転換を鮮明にした。金利見通しでは、FRB当局者17人のうち、年内に利上げはないと予想したのは11人に上り、昨年12月時点の2人から増加した。

FRBのパウエル議長は20日の会見で、低いインフレ率、世界経済の減速、米中貿易摩擦などのリスクに言及し、「当面」忍耐強い姿勢を続ける必要があると指摘。「経済指標は現時点で、FRBが金利をどちらの方向に動かすべきか示唆していない」との認識を示した。

20日の発表後、金融市場は来年に利下げが行われる可能性を織り込み始めた。

ボスティック総裁は22日、講演の大半を「潤沢な準備」を備えた政策運営の恩恵に関する説明に費やしたが、終盤ではFRBの意図が正しく解釈されていないとして市場に直接メッセージを送った。

FRBの忍耐強い姿勢について、年内の利上げの可能性を否定しておらず、また選択肢を制限するものではないと指摘。経済成長の持続、力強い労働市場の状況、2%の目標に近いインフレ率の支援を目指す中、「わたしはすべての可能性にオープンだ」と述べ、「市場はそれを理解すべきだ」と語った。

インフレ率がどの水準に達すれば利上げが促されるかとの質問に対しては、正確な値には注目しておらず、インフレ率が2%の目標をわずかに上回っても懸念とはならないとの見解を示した。

その上で、労働関連も含めた他の経済指標が、インフレ指標と共に「経済が過熱している可能性を示唆」する場合は、金利変更に抵抗は感じないだろうと述べた。

ボスティック総裁は2月、今年は1回の利上げを行う必要があるとの見方を示していた。現在はどの程度の利上げが適切だと考えているかは明らかにしなかった。

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