for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

パンデミック起因の圧力、長期インフレ期待のリスクに=米アトランタ連銀総裁

米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は12日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に起因する圧力で長期的なインフレ期待が上向くことがないよう、政策担当者は慎重に見守る必要があるとの認識を示した。2019年2月撮影(2021年 ロイター/Clodagh Kilcoyne)

[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は12日、米国のインフレ率はすでに連邦準備理事会(FRB)の目標を超えているとし、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に起因する圧力で長期的なインフレ期待が上向くことがないよう、政策担当者は慎重に見守る必要があるとの認識を示した。

ボスティック総裁はピーターソン国際経済研究所のオンラインイベントでの講演で「基調的なインフレ率が2%に設定されている目標を上回っていると結論付けるに十分な情報を入手している」と述べた。

ただ、パンデミックに起因する物価トレンドの多くは「自ずと解消する」と予想しているとしながらも、供給網の制約の一部は当初の予想よりも長期化する可能性があると指摘。

「これまでのところ、長期的なインフレ期待が危険なほどに固定されていないと経済指標では示されていない」としながらも、圧力が長期化し、インフレ期待が上向く可能性はあるとの認識を示した。

その上で、インフレ率は将来的にもFRBの目標である2%を超える水準で推移するとの見方を示し、今後はインフレ圧力を「一過性」のものと表現するのはやめると述べた。

ただ、インフレ率は上昇しているものの、FRBの金利に関するスタンスが影響を受けるには至っていないと述べ、利上げ開始は1年以上先になるとの見方を示した。

同時に、パンデミックを受けてFRBが導入した支援策の解消に着手する時期が来たとの考えを表明。これに先立ち、英経済紙フィナンシャル・タイムズ(FT)に対し、FRBのテーパリング(量的緩和の縮小)着手に向け進展が見られていると述べていた。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up