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FRB当局者、「忍耐強く」金融緩和維持 インフレ懸念せず

 米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事(写真)ら当局者は3月2日、新型コロナウイルスワクチンの普及や追加景気対策を追い風に、今春には物価が高進する可能性もあるものの、失業者の復職を加速させるため「忍耐強く」金融緩和を維持すると明言した。写真は2017年、マサチューセッツ州ケンブリッジで撮影(2021年 ロイター/Brian Snyder)

[ワシントン 2日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)当局者らは2日、新型コロナウイルスワクチンの普及や追加景気対策を追い風に、今春には物価が高進する可能性もあるものの、失業者の復職を加速させるため「忍耐強く」金融緩和を維持すると明言した。

ブレイナード理事は、1000万人に上る失業者や女性の労働参加率低下などを挙げ、「目標達成には程遠い」と強調。インフレ率もなお目標の2%を下回り、新指針の下では物価が「しばらくの間」目標を上回ることが望ましい中、金利を現行のゼロ近辺から引き上げるまでに「片付けるべき問題が山ほどある」とし、「忍耐強く対応することが適切であり、FRBの声明は明確な指針を示している」と表明した。

また、過去にはインフレ懸念が回復を阻害する要因となっていたが、現在はその逆で、就業者の拡大期待からインフレリスクをある程度許容する方向へと移行しており、「われわれの反応機能は変化した」と指摘。雇用と物価の双方の目標達成に期待感を示した。

サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は、物価が過度に低水準で失業率も高止まりする中、金融政策は「当面」緩和的であり続ける必要があると述べ、連邦準備理事会(FRB)の緩和策で望まざるインフレ高進が発生するとの懸念を一蹴。「われわれに最も求められるのは忍耐だ」とし、労働市場の状況を絶えず精査しながら尚早な金融引き締めを回避する必要があると訴えた。

*内容を追加しました

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