[22日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は22日、連邦準備理事会(FRB)が年内にインフレ率を目標とする2%に向けて持続的に低下させられなければ、利上げを繰り返し実施せざるを得なくなった1970年代のような状況に陥るリスクがあると述べた。
ブラード総裁はCNBCのインタビューに対し「インフレ率が低下しなければ、15年間にわたりインフレと戦わざるを得なくなった1970年代のような状況に陥る」と警告。「労働市場がまだ力強いため、インフレに対応するには良い時期だ。だからこそ、2023年にはインフレを抑制しようと言ってきた」と語った。
その上で、政策金利が5.25─5.50%の範囲にあれば、FRBはインフレを十分に抑制できるとの考えを改めて示した。
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