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大幅な利下げ主張、製造業の窮状が理由=米セントルイス連銀総裁

米セントルイス地区連銀のブラード総裁は20日、0.25%利下げを決定した今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、0.50%の利下げを主張したことについて、米経済が近く減速する兆しがあり、製造業はすでにリセッションに陥っているとみられることが理由と説明した(2019年 ロイター/Brian Snyder)

[ワシントン 20日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は20日、25ベーシスポイント(bp)の利下げを決定した今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、50bpの利下げを主張したことについて、米経済が近く減速する兆しがあり、製造業はすでにリセッションに陥っているとみられることが理由と説明した。

ブラード総裁は声明で、インフレ低迷や債券市場における問題が継続する中、積極的な利下げが必要だとし、より大きな幅での利下げは「予想される一段のインフレ低下、および下方リスクに起因する景気減速に対する保険となる」と指摘。「いま積極的に利下げしておき、その後、下振れリスクが顕在化しなければ利上げするのが、賢明なリスク管理というのが自分の見解だ」と述べた。

また、リセッション(景気後退)入りの確率も上昇しているとの見方を示した。

FRBの今回の利下げは7月の25bpの利下げに続き今年2回目。ブラード総裁はFRBが金利据え置きを決定した6月のFOMCで、インフレ率が目標を下回り、年内は成長減速が見込まれることなどを理由に利下げを主張していた。

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