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米FRB、景気支援策の「速やかな」終了必要=セントルイス連銀総裁

3月2日、米セントルイス地区連銀のブラード総裁は、連邦準備理事会(FRB)の目標を大きく上回っているインフレ率に対応するために、景気支援策を「速やかに」終了させる必要があるとの考えを改めて示した。写真は2015年2月、インタビューに応じるフラード総裁(2022年 ロイター/Lucas Jackson)

[ワシントン 2日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は2日、連邦準備理事会(FRB)の目標を大きく上回っているインフレ率に対応するために、景気支援策を「速やかに」終了させる必要があるとの考えを改めて示した。

ブラード総裁は、ロシアによるウクライナ侵攻で経済に対する新たなリスクが台頭したとしながらも、「米国よりも欧州が直接的な影響を受ける」とし、FRBは物価上昇に対応する軌道から外れないとの見方を示した。

その上で、地政学リスクにもかかわらず米国の実態経済と労働市場は堅調で、インフレは大幅に上振れしているとし、「こうした状況下では、持続的な景気拡大の機会を最大化するために速やかな緩和策の終了が必要になる」と述べた。

ブラード総裁は、フェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を現在のゼロ%近辺から、3月、5月、6月の会合にかけて1%ポイント引き上げていく案に賛同している。

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