[15日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は15日、今月の連邦公開市場委員会(FOMC)で100ベーシスポイント(bp)の極めて大幅な利上げを決定する必要性を強く感じていないと述べた。
ブラード総裁は、ロンドンで開催された欧州経済金融センターのイベントで「現時点で100bpの利上げを実施し、別の3回の会合でこれよりも小幅な利上げを行うことと、現時点で75bpの利上げを行い、別の3回でこれをやや超える幅での利上げを実施することの間に大きな違いはないと考えている」と語った。
ただ、利上げの前倒し実施を提唱していると述べた。
インフレ率については、連邦準備理事会(FRB)が正しく対応すれば、向こう1年半にかけて比較的速やかに2%に低下すると予想。経済情勢については、ベースケースとして、それなりのソフトランディング(軟着陸)は可能との考えを示した。
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