October 25, 2018 / 6:00 PM / 22 days ago

ある程度の段階的な追加利上げ妥当=クラリダFRB副議長

[ワシントン 25日 ロイター] - クラリダ米連邦準備理事会(FRB)副議長は25日、ある程度の段階的な追加利上げが妥当との認識を示した。

 10月25日、クラリダ米連邦準備理事会(FRB)副議長は、ある程度の段階的な追加利上げが妥当との認識を示した。写真はFRB本部のエクルズビル。8月にワシントンで撮影(2018年 ロイター/Chris Wattie)

クラリダ氏は副議長としての初講演で、経済は引き続き拡大する兆候が見受けられると指摘。「米国の金融政策は依然緩和的」とした上で「経済データが私の予想通りになれば、ある程度の段階的なフェデラル・ファンド(FF)金利の追加調整が適切になる」と述べた。

さらに「経済は最大雇用と物価安定を巡る二重の責務に沿った水準、もしくはそれに近い水準で推移しており、足元、金融政策による均衡が必要なリスクは一段と対称的になっているほか、下向きリスクへの傾きは一層緩まっている」とした。

将来の支出の支えとなる家計貯蓄が想像以上に拡大する中、生産性が上昇しつつ失業率がインフレを伴わず予想外に一層改善することはあり得ると指摘。そうなった場合、現在の失業率は「中立水準」を超える利上げへの固有の根拠にはならないと述べた。

また「潜在的な生産性の伸びの高まりには注意が必要。数年前に考えていたよりも経済の潜在成長率は一段と加速しているほか、構造的な失業率は一段と低下している可能性がある」とした。

クラリダ氏の講演は、FRBの利上げを批判するトランプ大統領と、金融危機下での低金利を健全な経済に適した水準に戻すことを目指すFRBの見解の相違を浮き彫りにした。

FRB当局者は現在の段階的な利上げについて、景気の過熱を抑制するものではなく、約10年前のリセッション(景気後退)の局面で導入された緩和策を解除する取り組みの一環として妥当との見方で概ね一致している。

現行の政策金利は依然として、1990─2007年の平均の半分を下回っており、景気を抑制ではなく支援する水準にある(tmsnrt.rs/2PlZ6jb)。

クラリダ氏が最近記した見解は、金利を緩和的な水準から「中立的」な水準に「正常化」する時期にあるというFRBの中心的な立場と一致している。

FRBが9月に決定した利上げについて、クラリダ氏は25日、「世界的な金融危機後に導入された異例の緩和を取り除く追加の一歩」に過ぎないとの見方を示した。

また、政策決定において政治的な圧力が「考慮されることは決してない」と強調した。

*内容を追加しました。

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