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インフレ期待上昇なら政策調整の必要=クラリダFRB副議長

4月14日、米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長(写真)はインフレに関する成功基準は将来の物価上昇期待を2%に固定することで、期待が高まり始めれば対応するという考えを示した。ワイオミング州ジャクソンホールで2019年8月撮影(2021年 ロイター/Jonathan Crosby)

[ワシントン 14日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長は14日、インフレに関する成功基準は将来の物価上昇期待を2%に固定することで、期待が高まり始めれば対応するという考えを示した。

マンハッタン政策研究所のイベントで「どのような金融政策もインフレのボラティリティーを全て排除することはできない。インフレは常に変動している。成功の基準は長期的なインフレ期待がしっかりと固定されていることだ」と語った。

また、FRBが新たに設定したインフレ期待の指標が持続的に上昇する場合、「私は政策を調整する必要があると考える」と述べた。

その上で、今後数カ月間に予想される物価上昇が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による一時的な影響なのか、予想より早い金融引き締めを迫られる物価上昇トレンドの始まりなのかを見極めるために、FRBが注視する点について言及。

例えば、賃金が生産性を上回るペースで一貫して上昇し始め、企業のコスト増が消費者に転嫁されている証拠が出てくれば、「持続的なインフレ上昇」の前段階になる可能性があると指摘。「賃金、生産性、物価、値上げの関連性にかなり注意を払うつもりだ」と述べた。

また、パンデミックの影響で特定分野で多くの失業があっても、経済全体が好調であればインフレが加速するのではないかという質問には、基調的な予測ではないものの「リスクケース」と指摘。「FRBの新たな枠組みで、政策対応の検討を求められる問題だ」と述べた。

クラリダ氏が注目しているとしたインフレ期待指数は、複数の指標や調査の数字を組み合わせたもので、直近では1.96%にあるという。

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