November 17, 2019 / 10:39 PM / 25 days ago

FRB、低インフレ背景に労働市場の拡大促せる=SF連銀総裁

 11月16日、米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は、インフレ率が低いため、連邦準備理事会(FRB)は低金利を維持し、労働市場の拡大を促すことが可能だとの認識を示した。写真はサンフランシスコで3月撮影(2019年 ロイター/Ann Saphir)

[バークレー(米カリフォルニア州) 16日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は16日、インフレ率が低いため、連邦準備理事会(FRB)は低金利を維持し、労働市場の拡大を促すことが可能だとの認識を示した。

総裁はカリフォルニア大学バークレー校で開かれた世界経済に関する会議で「我々は今、ラッキーだ」と発言。「政策金利を緩和的な水準に維持し、経験に基づいて完全雇用に辿り着くことが可能だ。賃金・物価上昇率に完全雇用の兆候が現れれば、低インフレ圧力という問題に対処でき、再び目標を達成できる」と述べた。

総裁はFRBが今年実施した利下げについては直接触れなかったが、低金利を背景に金融市場に深刻な不均衡が生じている兆候はないと発言。今週公表されたFRBの報告書を引用し、金融状況は総じて安定していると指摘した。[nL4N27V47Q]

総裁は、好調な労働市場が長期的な経済力に悪影響を及ぼしている兆しもないようだと発言。若者が教育期間を短縮して職に就く動きはみられないと指摘した。むしろ低金利で特にアフリカ系・中南米系米国人の雇用機会が改善しているという。

10月の米失業率は3.6%。エコノミストの間では、こうした低失業率を長期間維持することは不可能との見方が多いが、総裁は、失業率が持続不可能な水準に低下した兆候が、賃金・物価の上昇という形で現れるまで利上げを見送る姿勢を示したといえる。

総裁は「賃金の伸び悩みに今も驚いている」とし「(低失業率で)賃金の伸びがもっと加速しない限り、完全雇用を達成したとは思えない」と述べた。

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