[1日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は1日、経済活動の一段の再開と家計消費の増大を受け年内に物価が上昇したとしても、連邦準備理事会(FRB)は緩和的な政策を維持すると述べた。
デイリー総裁はFOXビジネス・ネットワークのインタビューに対し、「政策担当者として、われわれはこうした一時的な上昇を看過しなくてはならない。物価安定目標の達成に向け、インフレの持続的な改善を見極めようとしている」と述べた。
その上で「約1000万人の人々がなお職を探している。年内に(完全雇用と物価安定の)二重の責務を達成できるとは予想されていない。このため、政策は緩和的に維持される」と述べた。
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