September 11, 2019 / 12:19 AM / 7 days ago

米中の対立激化しなければ100bpの米利下げ予想=ドイツ銀

[10日 ロイター] - ドイツ銀行は10日、米中貿易戦争が激化しないと想定した場合、米連邦準備理事会(FRB)が100ベーシスポイント(bp)の利下げを実施し、2020年年央までに成長率は1.5%を割り込むとの見通しを示した。

同行のグループ・チーフ・エコノミスト、David Folkerts-Landau氏は顧客向けリポートで「(米中の)対立が激化すれば、米国はゼロ金利と緩やかな景気後退(リセッション)のリスクに直面する」と指摘した。EU経済がリセッション入りするリスクは米国よりも大きいとの見方を示した。

FRBは7月、約10年半ぶりの利下げに踏み切った。9月17─18日にワシントンで開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)では、0.25%の追加利下げが見込まれている。

同氏は「米国では通商問題を巡る先行き不透明感があり、主にそれが理由でわれわれは成長率予想を下方修正した。製造業は縮小しており、そうでなければ堅調である労働市場には亀裂がみられる」と指摘した。

「FRBによる大規模な措置は、他の中銀に対応するよう圧力を強める」とし、欧州中央銀行(ECB)の追加利下げと資産買い入れ措置の再開を見込んでいると明らかにした。

「ただ、ある時点でマイナス金利は逆効果となる。どの時点で逆効果になるかは分からないが、世界第2位規模の経済圏でそれを実験しない方がいい」と説明した。

米国の関税の影響で中国の経済成長は間違いなく鈍化しているが、当局対応の余地はあるとし、「政策支援はまだ実体経済に浸透していないが、利下げにより、経済活動は、より緩やかな成長ペースだが、年内安定し始める」との見通しを示した。

「リセッションは回避可能と考えているが、EUがリセッションに突入し、米国がリセッション入りしそうになったとしても驚きではない」と説明。FRBには政策余地があり、米国はリセッション回避が可能だという見方が主要シナリオだが、このシナリオに依然ほど確信が持てない」と語った。

同氏は、ECBによる行き過ぎた緩和策は「投資家や消費者の信頼感を損なうことにしかつながらず、失敗を決定的にする」とし、「世界の経済活動とリスク資産の行方は、米国政府が、全面的な貿易・技術戦争を回避できるかどうかに大きく左右されるようになった」と指摘した。

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