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米利上げ、年内2回の緩やかなペースを支持=シカゴ連銀総裁
January 7, 2016 / 7:53 PM / 2 years ago

米利上げ、年内2回の緩やかなペースを支持=シカゴ連銀総裁

[マディソン(米ウィスコンシン州) 7日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は7日、2016年に2回の利上げが実施されるとの予測が自身の見通しに一致しているとし、米連邦準備理事会(FRB)当局者による金利見通しの中央値よりも緩やかな利上げペースを支持する見解を示した。

 1月7日、エバンズ米シカゴ地区連銀総裁は年内2回の利上げを支持する考えを示した。写真は2015年6月撮影。(2016年 ロイター/ Jim Young)

エバンズ総裁は講演原稿で、FRB当局者の金利予測の分布を示す「ドットチャート」に言及し、年内の利上げについて、「チャート上で最も緩和的なドットと一致する政策が適切と考える」と言明した。

FRB当局者の金利見通しは中央値で年4回の利上げペースを想定している。

総裁はそのうえで、「私見では、過度に速いペースでフェデラルファンド(FF)金利を引き上げることに伴うコストは、過度に遅いペースでの緩和解除によるコストを大幅に上回る」と語った。

さらに、米経済が構造的な変化を迎え、長期成長率が低下する恐れがあることが主要な懸念要因だとし、金融政策は長期的に成長が低迷する可能性を配慮すべきと述べた。

また同総裁は、連邦準備理事会(FRB)が中国の情勢および、世界の株式市場に広がっているボラティリティの高まりを注視していると語った。

中国株急落や人民元安、それに伴うFRBの金利の道筋への影響などに関する記者団からの質問に対し、「金融市場のボラティリティが高まっていることは明白だが、どのように状況が落ち着くかは幾分不確かだ」と応じた。

そのうえで「米経済のファンダメンタルズが引き続き極めて良好であることを踏まえると、こうした状況がわれわれの見通しに対する重要な要因になると想定する」としたうえで、「世界的な状況を注視していく」と言明した。

エバンズ総裁は、大幅な元安を容認している中国が通貨安競争を引き起こす可能性には直接言及しなかったものの、このような動きが米国の輸出に影響を及ぼすと指摘。このため、FRBは緩やかなペースで利上げを行うべきで、今年末時点のフェデラル・ファンド(FF)金利は1%近辺になるとの見方を示した。

また、低水準が続く米国のインフレ率が目標の2%に向かっているかをFRBが判断できるのは年央になるとした。

エバンズ総裁は今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持っていない。

*内容を追加しました。

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