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FRB、今年は金利維持の可能性=シカゴ連銀総裁

米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は9日、2020年に現行の米金融政策に変更はない可能性があると語った。ワシントンのFRB本部で昨年3月撮影(2020年 ロイター/Leah Millis)

[ワシントン 9日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は9日、2020年に現行の米金融政策に変更はない可能性があると語った。さらに、金利は現時点で景気を支援する上で適切な水準にあり、米景気が想定以上に減速しない限り、金利変更を支持しないとの認識を示した。

エバンズ総裁は討論会で「米連邦準備理事会(FRB)が年内金利を変更しない可能性があると想定している」とし、現行の金融政策スタンスを「非常に快適」と感じていると述べた。

その後、記者団に対し「景気減速を招く状況が発生、もしくはそれ以上に悪い状況に陥れば、何らかの対応に迫られる可能性はある。しかし、そのような状況は予想していない」と語った。

討論会では、エバンズ総裁は米経済は非常に良好な状況にあるとの認識を示したほか、米雇用の伸びは時間につれ鈍化し、インフレ率は今年1.9%に到達しFRBの目標に近付くとの見通しを示した。また、「第1段階」の米中通商合意は、経済を巡る不透明性を解消する可能性を秘めていると述べた。

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