October 3, 2018 / 12:14 PM / 2 months ago

FRB、次の景気悪化への備えを始めるべき=シカゴ連銀総裁

[ロンドン 3日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は3日、米経済が強く、インフレ率は米連邦準備理事会(FRB)の目標である2%に近い水準に加速し、FRBの緩やかな利上げが来年終盤までに成長をやや抑えることが見込まれるようになった今、FRBは次の景気悪化にどう対応するか考えるべきと指摘した。

ロンドンで行う講演原稿でエバンズ総裁は「先の計画を立てる必要がある」と述べ、FRBが現在の景気回復に十分対応できているとの認識を示した。

金融危機以降、米経済が大きく変化し、景気過熱を抑えるために以前ほど金利を大きく引き上げる必要がなくなった。

それは、ひるがえせば景気悪化局面となった場合に利下げできる余地も限られることを意味し、FRBは再び量的緩和などの政策対応を迫られる可能性がある。

エバンズ総裁は「今こそ、想定される試練により適切に対処するために、FRBの戦略的政策枠組みが修正するか否か、またどのように修正するか真剣に考える時だ」と述べた。

FRBが利上げを開始し、新たな政策枠組みを求める声が強まっている。

エバンズ総裁は3日、インフレ目標を4%に引き上げる、景気低迷期にインフレ率が目標を長期間下回ったことの穴埋めとして、景気回復期に目標をかなりの期間上回ることを容認するようなインフレ・ターゲティングの導入など、いくつかの可能性を挙げた。

ただ、一般市民が高インフレに耐えられない可能性があり、そのようなアプローチは問題を引き起こす可能性もあると述べた。

さらに、「完全雇用と物価安定という責務を達成するには、ある程度長い期間の強力な金融緩和が必要となる」とし、それが金融安定へのリスクになり得ると指摘。新たな政策枠組みを検討する際は、このような問題についても討議しなければならない、と述べた。

そのうえで、FRBは現行の枠組みを維持することも検討すべきで、枠組みを完全に変えるのでなく、現行の枠組みを微調整するという道もあると指摘した。

エバンズ総裁は「現行の枠組みを維持するか、別の枠組みに移行するか判断する際、FRBの政策目標を達成できるかどうかが重要な基準となる」と語った。

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