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米FOMC始まる、6月利上げへ地ならしか リスク分析に注目
2016年3月15日 / 21:51 / 2年後

米FOMC始まる、6月利上げへ地ならしか リスク分析に注目

[サンフランシスコ 15日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は15日から2日間の日程で始まった米連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を据え置く一方、雇用市場、インフレが引き続き改善する限り、そう遠くない時期に追加利上げに踏み切るとの姿勢を示す見込みだ。

 3月15日、米連邦準備理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会で、政策金利を据え置く一方、雇用市場、インフレが引き続き改善する限り、そう遠くない時期に追加利上げに踏み切るとの姿勢を示す見込みだ。写真はイエレンFRB議長、ワシントンで2月撮影(2016年 ロイター/Carlos Barria)

FOMCは、米東部時間午後1時(日本時間16日午前2時)から1日目の討議を開始した。16日の米東部時間午後2時に声明を公表、2時半からイエレン議長が四半期に一度の会見に臨む。

予想を上回る2月の米雇用統計など、最近の米指標は底堅く、海外からの向かい風や金融環境のひっ迫が米景気の腰を折るとの懸念はここ数週間で和らいだ。

ゴールドマン・サックスのエコノミスト、ザック・パンドル、ジャン・ハッチウスの両氏は、1月の最も目立ったリスクだった金融環境のひっ迫状況が軽減されたことで「イエレン議長は、FOMCが依然、第2・四半期の追加利上げに向けた軌道にあると示唆する公算が大きい」と予想する。

今回の焦点は、同時に公表されるFRB当局者17人の金利見通しが昨年12月時点からどの程度修正されるかだ。年内3度、または2度の利上げの可能性が示されるとみられている。

だが想定される利上げペース減速は米経済、または世界経済の見通しをめぐる新たな懸念というより、当面状況を見極めるとした前回1月会合の決定によるところが大きい。

実際にインフレ率は前回のFOMC以降、安定化の兆しをみせている。ダラス連銀公表のインフレ率指標は1.9%に加速、過去2年半で2%の目標に最も近付いた。2月の失業率も4.9%と、多くのFRB当局者が完全雇用と見なす水準近くに改善している。

欧州中央銀行(ECB)が先週決定した追加緩和も、欧州景気への下支え策が講じられたとの信頼感につながるかもしれない。

こうした状況を踏まえると年央ごろの利上げ、経済指標次第でその後も利上げが継続する可能性がある。

FOMC声明では、FRBの基本見通しに対する「リスクバランス」をどう表現するかにも注目が集まる。FRB当局者が4月、または6月の利上げの可能性を排除したくない場合はとりわけ大きな意味を持ちそうだ。

バークレイズのエコノミストは、FOMC声明で経済活動、および雇用市場の見通しに対するリスクは「ほぼ安定(nearlybalanced)」との記述があるのではないかと指摘。この文言があれば6月、またはそれ以前の利上げを示唆していると分析する。

短期金利先物が織り込む6月利上げの予想確率はほぼ五分五分。年内さらにもう1回の利上げの可能性もやや織り込んでいる。

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