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米FRB、物価対応の利上げ当面継続=フィラデルフィア連銀総裁

米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は20日、高インフレが続く中、連邦準備理事会(FRB)の利上げはまだ終わっていないと述べた。6月13日撮影(2022年 ロイター/Lucy Nicholson)

[ニューヨーク 20日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は20日、高インフレが続く中、連邦準備理事会(FRB)の利上げはまだ終わっていないと述べた。ただ、来年は金融引き締めを一旦停止し、利上げが経済に及ぼす影響を見極める余裕が出てくる可能性があるとの見方も示した。

ハーカー総裁は講演原稿で、インフレに対応するためにFRBは積極的に景気を減速させようとしているとし、「利上げは当面継続される」と指摘。インフレ抑制が進んでいないことを踏まえると、フェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標は現在の3─3.25%から、年内に4%を大きく超える水準に引き上げられるとの見方を示した。

一方、FRBが一歩引き下がり、利上げサイクルが経済に及ぼした影響を確認できる時期が近づいているとも指摘。「来年のある時点で利上げは一旦停止される」とし、「金融政策の効果を浸透させるために、金利を当面は制約的な水準に維持するべきだと考える」とした。

同時に、インフレ低下には時間がかかるため、金融政策に不確実性が生じると警告。インフレが低下しなければ、来年に「データに基づき一段の引き締めを実施することもできる」とし、「金融引き締めを終了させる前に、多くのインフレ指標が持続的に低下する必要がある」と述べた。

ただ、自身の経済見通しに基づくと米経済はリセション(景気後退)には陥らない公算が大きいとし、経済成長率は今年は横ばいとなるものの、来年は1.5%になるとの見通しを示した。

失業率については、現在の3.5%から来年に4.5%まで上昇し、その後4%に低下すると予想。FRBが物価対応に取り組む中でも「労働市場は極めて健全な状態を維持する」と語った。

インフレ率は今年は6%、来年は4%近辺で推移すると予想。2024年までに2.5%に戻すとの見方を示した。

ハーカー総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持っていない。来年に投票権を持つメンバーになる。

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