for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

FRB、年内あと6回の25bp利上げ 50bpも排除せず=フィラデルフィア連銀総裁

米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は29日、連邦準備理事会(FRB)は今年、一連の「慎重かつ計画的な」利上げを実施していく公算が大きいと述べた。1月26日撮影(2022年 ロイター/Joshua Roberts)

[ワシントン 29日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は29日、連邦準備理事会(FRB)は年内にあと6回の25ベーシスポイント(bp)の利上げを実施するとの見方を示し、インフレ状況が改善しない場合は50bpの利上げも排除しない姿勢を示した。

ニューヨークの金融安定化センター向けの講演で、3月15─16日の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げを含め「今年7回の25bpの利上げを想定している」と指摘。インフレ指標に改善が見られなければ「次回会合で50bp利上げという強いシグナルを送ることに前向きだ」とした。

また、中国の新型コロナウイルス感染拡大抑制策で世界的な供給網が阻害され、ウクライナでの戦争などの要因に加えてインフレ圧力を高める恐れがあるとした。

FRBは過度に早急な利上げに慎重で、現在の経済拡大に「急ブレーキをかける」ことは望んでいないとした一方、FRBは政策金利を「可能な限り迅速に」中立水準と見込まれる2.5%近辺に引き上げ、約9兆ドルのバランスシートの縮小を「すぐにでも」開始することによって金融環境を一段と引き締める必要があるとした。

バランスシートの縮小計画は早ければ5月3─4日のFOMCで発表される可能性がある。ハーカー総裁は毎月の着実なバランスシート縮小は2回の25bpの利上げと同等の効果があるとの見方を示した。

これに先立ちハーカー総裁は、FRBは今年、一連の「慎重かつ計画的な」利上げを実施していく公算が大きいと表明。インフレ率は「納得できる水準をはるかに上回っている」とし、向こう数年でインフレ率を現在の6%からFRBが目標とする2%に引き下げるために「年内に一連の慎重かつ計画的な利上げが行われると予想している」と述べた。

リセッション(景気後退)の兆しとされる米2・10年債の利回り逆転が迫っていることについては、現在の債券スプレッドの構造は市場からのシグナルの一つに過ぎず、必ずしも決定的なものではないとした。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up