January 5, 2018 / 4:55 PM / a year ago

米利上げ、今年は2回が適切=フィラデルフィア連銀総裁

[5日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は5日、低インフレが続く中、今年は2回の利上げが適切になるとの見解を示した。

ハーカー総裁は昨年、米連邦準備理事会(FRB)が実施した3回の利上げすべてに支持を表明し、11月時点では2018年も3回の利上げが妥当との見解を示していた。そのためこの日の発言は、インフレ率を目標の2%に回帰させるFRBの能力に対する懸念の高まりを反映したものといえる。

FRBが前月開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)で公表した見通しからは、大半の当局者が今年は3回の利上げを見込んでいることが明らかになっている。

ハーカー総裁は講演原稿で、米経済が今年2.5%を幾分下回るペースで拡大し、インフレ率は2019年に2%を上抜けた後、2020年には2%の水準に落ち着くとの見通しを示した。失業率については、年内は引き続き低水準にとどまると予想し、労働市場には「緩み(スラック)」はさほど残っていないと語った。

同時に「低インフレが続くことになれば、重大な問題を引き起こす可能性がある」とし、インフレ率を健全な水準に回帰させることが一段と困難となることにもなりかねないとの認識を示した。「そのため私見では、2018年は2回の利上げが適切となる公算が大きい」と語った。

また、FRB内で物価水準目標などを金融政策運営上の新たな手法に採用する案が浮上していることについては、「私はいかなる変更も強く求めておらず、好ましいと考える特定の変更も念頭にないということを明確にしたい」としたうえで、議論が行われることになれば、あらゆる選択肢を真剣に検討する必要があるとの考えを示した。

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