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米利上げめぐりFRB内で見解割れる、インフレ指標評価に差
2016年3月7日 / 23:44 / 2年前

米利上げめぐりFRB内で見解割れる、インフレ指標評価に差

[ワシントン 7日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)当局者らは、物価上昇を示す最近の指標を受けて、利上げを想定通り進めるかどうかで意見を戦わせる見通しだ。7日の発言では中核となる当局者間の意見相違が浮き彫りとなった。

3月7日、米FRB当局者らは、物価上昇を示す最近の指標を受けて、利上げを想定通り進めるかどうかで意見を戦わせる見通し。写真はワシントンのFRB本部。昨年9月撮影(2016年 ロイター/KEVIN LAMARQUE)

1月の個人消費支出(PCE)価格指数は食品・エネルギーを除くコア指数の伸びが前年比1.7%となった。

フィッシャーFRB副議長はインフレ率が加速する可能性を示す兆候がうかがえると指摘。一方、ブレイナードFRB理事はインフレの「持続性」が確認されるまで行動は控えるべきとの見解を示した。

こうした意見の相違は、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)ではそれほど大きな問題にはならないかもしれない。この数週間、原油価格が低迷し、世界の株式市場が不安定となる中、今回のFOMCで利上げは想定されていないためだ。しかし、FOMCでの意見をまとめようとするイエレンFRB議長にとっては今後の負担となりそうだ。

フィッシャー副議長はインフレが目標を達成するのはさほど遠くなく、ドルや原油価格が安定すればインフレは2%の目標に向かって近づく見込みとの考えを示した。その上で「現時点でインフレ上昇の最初の動きを目にしている可能性がある」とした上で、インフレ率の加速は望ましいと述べた。

最近では原油価格が値上がりし、一部のその他コモディティー(商品)価格も上昇する中、これまで米追加利上げが年内終盤に後ずれしたと踏んでいた投資家はこの数日間で予想を見直している。ただ、ブレイナード理事のようなFRB当局者を説得するにはさらなる材料が必要となるかもしれない。

ブレイナード理事は1月のインフレ指標は良好だったとしつつも、単一の指標に過ぎないとし、「私は一定のパターン、持続性を確認したい」と語った。

これに先立ち、同理事は講演で、FRBは経済見通しや追加利上げの必要性をめぐる見極めにおいて忍耐強さが求められるとの見解を示していた。

現時点で米金融街のエコノミストは年内に2度の利上げを予想。金利先物のトレーダーは利上げは年内1度にとどまると想定している。

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