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FRB当局者、物価の伸び悩み警戒 利上げに慎重姿勢示す
2017年9月6日 / 00:43 / 17日前

FRB当局者、物価の伸び悩み警戒 利上げに慎重姿勢示す

 9月5日、米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事は、FRBは物価が上向いていると確信を持てるまで利上げに慎重になる必要があるとの考えを示した。ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁も、FRBの利上げは物価だけでなく、労働市場の回復も損なっている恐れがあるとの見解を示した。写真はFRBの紋章。6月撮影(2017年 ロイター/Joshua Roberts/File Photo)

[ニューヨーク 5日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事は5日、FRBは物価が上向いていると確信を持てるまで利上げに慎重になる必要があるとの考えを示した。低調な米経済指標の発表が続く中、FRBがハト派に傾いていることを示唆するこれまでで最も明確なシグナルと言えそうだ。

ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁も5日、FRBの利上げは物価だけでなく、労働市場の回復も損なっている恐れがあるとの見解を示した。

両当局者の発言を考え合わせると、ここ数カ月のインフレ率の伸び悩みが、年内1回、来年3回としているFRBの追加利上げ計画を狂わせている可能性がある。

9月19─20日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、FRB当局者の警戒感を示す最も強い合図であり、FOMCが新たに発表する経済見通しが将来の利上げ軌道の平坦化を想定する可能性を示すシグナルかもしれない。

ブレイナード理事はニューヨーク市内での講演で、FRBは物価が2%の目標を多少上回っても快適であることを明確にすべきと主張した。FRBが物価の目安としているコア個人消費支出(PCE)物価指数は7月の上昇率が前年比1.4%と、2015年12月以来の小幅な伸びだった。

理事はFOMCでの投票権を有し、過去には他のメンバーを説得し、引き締めを先送りさせたこともある。

FRBは年初から2回の利上げを実施。投資家は先行きの利上げに懐疑的で、12月利上げ確率は27%に低下。6月までの利上げ確率も五分五分となっている。

2週間前にはパウエルFRB理事も追加利上げについて「忍耐強くいられる」と述べた。

ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は5日、ビジネススクールで行った講演で「FRBの利上げは経済を実質的に阻害している恐れがある」とさらに踏み込んだ発言をし、過去1年半の利上げが雇用や賃金、インフレの伸び鈍化やインフレ期待の抑制につながっている可能性が非常に高いとの考えを示した。

同総裁は今年のFOMCで利上げに反対票を投じている唯一のメンバーだが、投票権を持たない政策担当者の中には、FRBの現在の利上げ計画に強い反対を表明しているメンバーもいる。

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