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アイカーン氏、FRBにインフレとの戦い継続求める=FT

 3月17日、米著名投資家のカール・アイカーン氏(写真)は、シリコンバレー銀行など米銀の破綻にもかかわらず、米連邦準備理事会(FRB)に対し「インフレという病」と戦い続けるよう求めた。写真はニューヨーク州で2014年2月撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)

[17日 ロイター] - 米著名投資家のカール・アイカーン氏は、シリコンバレー銀行など米銀の破綻にもかかわらず、米連邦準備理事会(FRB)に対し「インフレという病」と戦い続けるよう求めた。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)のインタビューで語った。

同氏は「インフレという病気を根絶する必要があると思う」と述べた。

FRBは来週の連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイント(bp)の利上げを決定すると予想されている。

アイカーン氏はまた、金融セクター以外にもストレスが生じていると警告。多くの企業が間違った買収で何十億ドルも浪費し、その過程で過剰債務に陥っているとし、経済全般に「大きな問題」をもたらすことになると指摘した。

遺伝子解析装置を手掛ける米イルミナを巡り、がん診断技術会社グレイルを売却するよう改めて求めた。

同社はグレイルの買収解消を求める意向を示した欧州委員会への上訴に敗れた場合、売却するとしているが、アイカーン氏は欧州連合(EU)との係争は何年もかかる可能性があり、イルミナがグレイルを売却することが唯一の道だと述べた。

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