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FRBの平均インフレ目標、対応誤れば逆効果も 専門家が指摘

FRBが一時的な物価の上振れを容認する「平均インフレ目標」を導入したことについて、専門家は、対応を誤れば物価の低迷を招きかねないとの見方を示した。写真は昨年3月、ワシントンのFRBビル前で撮影(2020年 ロイター/Leah Millis/File Photo)

[28日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が一時的な物価の上振れを容認する「平均インフレ目標」を導入したことについて、専門家は、対応を誤れば物価の低迷を招きかねないとの見方を示した。

従来のインフレ目標は2%への到達そのものを主眼としていたが、平均インフレ目標では一定期間内の数値が平均で2%となるよう目指す。

カリフォルニア大学バークレー校のユリイ・ゴロドニチェンコ教授らは論文の中で、インフレ期待を高めて実質金利を下げることで経済を刺激しようとする「口先」介入は、意図しない影響を所得に及ぼす場合、裏目に出る恐れがあると指摘。多くの企業や家計は物価上昇を成長鈍化の前触れと捉え、手持ち資金を消費ではなく貯蓄に回す可能性があると述べた。

その上で、FRBは国民に対し、物価ばかりに注目するのではなく、経済を巡る全般的な目標についてソーシャルメディアなどを通じて説明することが重要だとし、「簡素化や透明性によって不注意の覆いを剥がす必要がある」と指摘した。

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