[29日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のカプラン総裁は29日、連邦準備理事会(FRB)が超緩和的な政策の縮小に着手する時期について、FRB内で「白熱した討論」が予想されると述べた。ただ、緩和縮小の時期については予想を示さなかった。
カプラン総裁はノース・ダラス商工会議所のエネルギーフォーラムで「新型コロナウイルス感染拡大による影響を乗り切ったと明確になるまで、FRBは積極的に政策措置を利用していく必要がある」とし、「コロナ禍終息後に例外的な措置の一部を引き揚げていくのが健全だと考えている」と述べた。
米経済情勢については、今年第1・四半期は極めて困難になるとしながらも、プラス成長は確保できると予想。失業率は年末までに4.5%に低下するとの見通しを示した。また、政府が一段の財政出動を行えば、今年の経済成長率は5%を超える可能性があるとの見方も示した。
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