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システミックリスク見られず、株の熱狂的取引でダラス連銀総裁

  米ダラス地区連銀のカプラン総裁は2日、米連邦準備理事会(FRB)の大規模な債券買い入れプログラムによって金融市場に大量の流動性が生じているものの、現時点で金融システム不安を示す兆候は見られないと指摘した。ニューヨークで1月撮影(2021年 ロイター/CARLO ALLEGRI)

[2日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のカプラン総裁は2日、米連邦準備理事会(FRB)の大規模な債券買い入れプログラムによって金融市場に大量の流動性が生じているものの、現時点で金融システム不安を示す兆候は見られないと指摘した。

CNBCのインタビューで、オンライン掲示板の「レディット」を通じたゲームストップ株への熱狂的な買いと金融政策との関連性について問われ、「現時点でシステミックな状況は見られない」と述べた。ゲームストップについて直接言及はせず、FRBの政策が金融市場にどのような影響を及ぼすかというより幅広い問題についてコメントした。

「現在見られる状況の一要素は、流動性が大量にあるということだ。これはFRBが月800億ドルの国債と月400億ドルの住宅ローン担保証券(MBS)を購入していることと一部関連している。われわれはそれを認めることが賢明だ」と述べた。

FRBは昨年3月以降、政策金利をゼロ近辺に維持してきた。米経済が完全雇用に戻るとともに、インフレ率が目標の2%に達し、オーバーシュートする軌道に乗るまで金利を据え置くと約束している。

また、完全雇用と2%のインフレ目標達成に向けて「さらなる著しい進展」が見られるまで、少なくとも月1200億ドルの債券買い入れを継続すると表明。クラリダFRB副議長は、この基準を満たすのは来年以降になる可能性があると指摘している。

債券買い入れ策や低金利政策は、借り入れコストを押し下げ雇用や投資を促すことを狙いとしているが、市場をゆがめ、危険な資産バブルにつながるとの批判的な意見もある。

パウエルFRB議長はこれまでに、数百万人の米国民がなお失業状態にあることを踏まえると、量的緩和の縮小に関する議論は時期尚早との見解を示している。

カプラン総裁は2日のインタビューで、FRBの現行の「積極的」な政策を支持していると強調。「新型コロナウイルスへの対応として正しいことをすべきという考えに変わりはない」と述べた。その上で「だが、行き過ぎであれば流動性を制限し、将来的に政策の正常化を開始する方が健在だろう」との考えを示した。

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