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米リッチモンド連銀総裁が辞任、金融政策情報漏えいの可能性で
2017年4月4日 / 19:37 / 7ヶ月後

米リッチモンド連銀総裁が辞任、金融政策情報漏えいの可能性で

[ワシントン 4日 ロイター] - 米リッチモンド地区連銀のラッカー総裁は4日、米連邦準備理事会(FRB)の政策オプションに関する極秘情報をアナリストに開示した可能性があるとして、即日辞任した。

4月4日、米リッチモンド地区連銀のラッカー総裁は米連邦準備理事会(FRB)の政策オプションに関するに関する極秘情報をアナリストに開示した可能性があるとして即日辞任した。写真は2013年6月、議会公聴会に出席するラッカー氏(2017年 ロイター/Yuri Gripas)

総裁は声明で、2012年に調査会社メドレー・グローバル・アドバイザーズのアナリストと会話した際、FRBの対外コミュニケーション規則に違反した可能性があると説明。「極秘情報を開示する意図はなかった」としながらも、「一線を越えてしまった」と述べた。

ラッカー氏とメドレー・グローバルのアナリストとの会話は12年10月2日に行われた。同社は翌3日、FRBが9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を公表する1日前に、同会合の詳細な討議内容を発表した。

FRBは同会合で大規模な国債買い入れプログラム実施に向けた下地作りを行っており、こうした情報の事前入手はトレーダーに不当な優位性をもたらした可能性がある。

ラッカー氏は2012年のFRB弁護士とのインタビューで、メドレー・グローバルのアナリストとの会話についてすべてを明かしていなかった。だが連邦捜査局(FBI)が2015年に行ったインタビューでは、メドレーのアナリストと交わした会話に極秘情報が含まれていたと述べている。2015年からこの日の発表まで時間が経過していることについては理由を明らかにしていない。

ラッカー氏はアナリストにFRBの政策オプションの詳細について提供したとは述べず、メドレーのアナリストがFRBの極秘情報について話を持ち出したとしている。

その上で「コメントを控え、おそらく電話を切るべきだった。私は拒否も、コメントできない旨を伝えることもせず、インタビューを続けた」としている。

議会はメドレーのリポートに憤慨し、FRBと議会の火種に発展。その後、犯罪捜査が始まった。

ラッカー氏は10月退任予定だったが、極秘情報をメドレーに確認したとして、即時辞任するとした。解任されたかどうかの経緯は不明。

リッチモンド地区連銀は、政府の調査結果を受けて「適切に対処」したとコメント。

ラッカー氏の弁護士は、同氏が罪に問われることはないと語った。

FRBのビアレク監察官は、ラッカー氏の情報漏えいに関する調査を終了する方針を示した。

ラッカー氏は2004年にリッチモンド地区連銀総裁に就任。FRB内では利上げに積極的なタカ派とされてきた。

*内容を追加します。

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