March 3, 2020 / 8:54 PM / 3 months ago

新型肺炎、今年前半の米経済下押しも=クリーブランド連銀総裁

米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は3日、新型コロナウイルスの流行が米経済の見通しを曇らせており、今年前半の成長を下押しする恐れがあるという認識を示した。ワシントンの 米連邦準備理事会(FRB)本部で2018年8月撮影(2020年 ロイター/Chris Wattie)

[3日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は3日、新型コロナウイルスの流行が米経済の見通しを曇らせており、今年前半の成長を下押しする恐れがあるという認識を示した。

米経済は依然として堅調であるものの、新型ウイルスを巡る懸念が家計や企業の支出に水を差しかねないと指摘。「現時点で新型ウイルスが経済に及ぼす影響の規模や期間は非常に不透明で、問題の進展具合や各国が取る対策の有効性の度合いに左右される」と述べた。

連邦準備理事会(FRB)はこの日0.5%の緊急利下げに踏み切ったが、メスター総裁は利下げしてもウイルス感染に伴うサプライチェーン(供給網)問題の解決にはつながらず、観光や社会交流の後押しも難しいが、その一方で利下げにより市場の信頼感を支えたり、家計や企業の債務負担を減らすことはできるとした。[nL4N2AW3Z7]

メスター総裁は「米経済の見通しを巡るリスクと不確実性は短期間で増大した」とし、「急速に展開する情勢を緊密に注視している」とした。

新型ウイルスの感染拡大を巡る懸念から金融市場は大きく動揺。メスター総裁は「金融市場で見られている極度のボラティリティーには注目すべき点がある」とし、「金融市場がこのような衝撃を受けた時は、中央銀行はまず、十分な流動性を確保し、市場が秩序立った方法で機能し続けることを確実にする必要がある」と述べた。

その上で、新型ウイルスが及ぼす影響の「規模と継続期間」について判断するのは時期尚早としながらも、感染拡大が落ち着いた後も不確実性により企業が投資を控えたり、消費者が消費を手控えたりする可能性があると指摘。

低金利で供給網の阻害を緩和させることはできず、人々が旅行に安心して出掛けられるようになることもないとしながらも、借り入れコストを引き下げることで信頼感が増し、債務を抱えた企業や個人に対する何らかの救済になる可能性があると指摘。「こうした状況の中で、この日の緊急利下げを支持した」と語った。

メスター総裁は質疑応答で、「どのような状況にあるかや、われわれのリスク判断について、できる限り注視していく」と述べた。 

*内容を追加しました。

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