January 10, 2019 / 2:38 AM / 2 months ago

米FRB、バランスシート縮小見直しにオープン=FOMC議事要旨

[サンフランシスコ 9日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)当局者がバランスシート縮小計画の見直しにオープンな姿勢を示したことが、9日に公表された昨年12月の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で明らかになった。

 1月9日、米連邦準備理事会(FRB)当局者がバランスシート縮小計画の見直しにオープンな姿勢を示したことが、公表された昨年12月の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で明らかになった。写真はFRBの入る建物。ワシントンで昨年7月撮影(2019年 ロイター/Leah Millis)

議事要旨によると、保有資産を予定より高水準に維持する案など、様々な選択肢が議論された。今後の会合で引き続き議論が行われるという。

JPモルガンのチーフエコノミスト、マイケル・フェロリ氏はFOMCでの議論について投資家向けリポートで、非公式の意見のやり取りだと指摘した。

パウエルFRB議長は12月、バランスシート縮小は「自動操縦」だと述べた。

しかし、短期金利の統制を巡り当局者が一段と神経質になる中、FOMCでの議論は今後の縮小計画が流動的となる可能性を示唆している。

FRBはこれまでに米国債やモーゲージ証券の保有を3800億ドル超圧縮してきた。しかし、準備金はこれより速いペースで減少し、2018年末時点で1兆5100億ドルとなった。2014年のピーク時には2兆7000億ドルを超えていた。

準備金が過度に減少すれば、需要の高まりによってフェデラル・ファンド(FF)金利の実効レートが誘導目標水準を上回る可能性がある。FRBはこうした状況を回避するため既に幾つかの技術的な調整を行っており、12月FOMCの議事要旨では、再び調整が行われる可能性が示された。

当局者はこのほか、金利の統制を保つ方法として、準備金が長期的に望ましい水準に近付くにつれて減少ペースを落とす可能性など、複数の選択肢を議論した。

ただ、一部の参加者は、バランスシート縮小計画の見直しが「金融政策スタンスに関するシグナルと誤って受け止められる」リスクに懸念を示した。

当局者の議論では、モーゲージ担保証券(MBS)の圧縮を現行計画より早く進める案も浮上した。現行の計画ではMBSの売却は予定されていない。

JPモルガンのフェロリ氏は「FRBは現行の正常化の原則と計画を堅持することで継続性と予見可能性を確保することを選択すると、われわれは引き続き予想している」とした上で、「より長期的な見通しについては確実性が低下した」との認識を示した。

*内容を追加しました。

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