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早期利上げも視野、高インフレ継続なら=FOMC議事要旨

[24日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が24日に公表した11月2─3日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、高インフレが続けば債券買い入れプログラムの縮小ペースを加速させ、より迅速に利上げを実施することに複数の政策当局者が前向きな姿勢を見せていたことが分かった。

米連邦準備理事会(FRB)が24日に公表した11月2─3日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、高インフレが続けば債券買い入れプログラムの縮小ペースを加速させ、より迅速に利上げを実施することに複数の政策当局者が前向きな姿勢を見せていたことが分かった。写真はパウエルFRB議長。7月15日撮影(2021年 ロイター/Kevin Lamarque)

多くの政策当局者が物価上昇圧力がより長続きする可能性を示唆しており、FRB内でインフレ高進への不安が定着していることを示した。

議事録は「様々な参加者が、インフレ率が目標水準よりも高くなり続けた場合、FOMCは資産購入のペースを調整し、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを参加者が現在予想しているよりも早期に引き上げる態勢を整えるべきと指摘した」とした。

量的緩和の縮小(テーパリング)ペースを速めることを支持する意見が多かったことも明らかとなった。

2─3日のFOMCで、FRBは11月にテーパリングを開始すると決定。資産購入を月額150億ドルのペースで縮小し、2022年半ばにも買い入れを終える見通し。

しかし、FOMC後も高インフレが続き、雇用が増加する中、一部のFRB当局者の間からは必要に応じ利上げを実施できる柔軟性を持たせるよう、テーパリングのペース加速を求める声が高まっている。

議事録の発表に対する金融市場の反応は落ち着いていた。S&P500指数は終盤の取引で約0.2%高。FRBの政策見通しに最も敏感な短期国債の利回りは小幅上昇し、安定的に推移した。ドルは主要貿易相手国の通貨に対し、20年7月以来の高値付近で取引された。

キャピタル・エコノミクスの米国担当チーフエコノミスト、ポール・アッシュワース氏は「FOMCは、インフレ率は多少後退したとしてもかなりの期間、目標を上回る状態が続く可能性が高いという認識に明らかに気付いた」と述べた。

<「躊躇せず」>

しかし、11月のFOMCに出席した他の多くの政策担当者は、より多くのデータが必要であるとして、より忍耐強いアプローチをなお支持。とはいえ全員が「長期の物価安定と雇用目標にとってリスクとなるインフレ圧力に対処するために適切な行動を取ることに躊躇しない」ことで合意した。

過去3週間に公表された経済指標は堅調で、いずれも次回12月14─15日のFOMCでテーパリングのペース加速が確実に俎上に載せられることを示唆している。

CMEグループのFedWatchプログラムによると、投資家は現在、FRBの翌日物貸出金利が2022年5月に上昇する確率を53%と見ており、23日の45%から上昇した。

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