April 10, 2019 / 9:04 PM / 2 months ago

米、年内金利据え置きの公算 バランスシート巡り議論=FOMC要旨

 4月10日、米連邦準備理事会が公表した3月19─20日の連邦公開市場委員会議事要旨で、メンバーらが金利政策の変更に忍耐強く臨むことで一致する中、バランスシートの縮小方法や縮小終了後の管理方法を討議していたことが分かった。ワシントンのFRB本部で3月撮影(2019年 ロイター/Brendan McDermid)

[ワシントン 10日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が公表した3月19─20日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、世界経済の減速に伴う悪影響や貿易摩擦などを巡る先行き不透明感を踏まえ、FRBは年内は金利を据え置く公算が大きいことが確認された。バランスシートの縮小方法や縮小終了後の管理方法を討議していたことも分かった。

FRBは3月の会合で、当初利上げに積極的だった姿勢を突如転換し、景気減速の中で年内は利上げをしない方針を示唆。またバランスシートの縮小を9月までに終わらせると発表した。[nL3N217424]

議事要旨によると、世界経済や金融動向などを巡る不透明な状況を踏まえ、「忍耐強い」アプローチが必要との意見が多数を占めた。大半の参加者は「経済見通しの動向や見通しへのリスクが年内の金利目標レンジの据え置きを正当化する公算が大きい」との見解を示した。さらに複数の参加者が「世界経済や金融動向を含め、経済見通しを取り巻く不透明感が著しい」と警告した。

数人の当局者は、次の動きが利上げか利下げかについて考えを変える可能性があると発言。複数の参加者は「フェデラルファンド(FF)レートの適切な目標についての見方は、入手するデータによりどちらの方向にも動き得る」と指摘した。

米労働市場は力強いようだと見方が示される一方、数人は脆弱さに懸念を示し、米企業が持つ巨額債務が米経済の「悪化」を増幅する恐れがあると述べた。住宅市場の根強い脆弱性が懸念されるとの声も多かった。

FRBが四半期ごとに公表する経済見通しについては、時として世間一般で内容が誤解されていると数人の当局者が指摘した。パウエル議長は、コミュニケーションにおける見通しの活用方法をどのようにして改善すべきか調査するよう指示した。

議事要旨によると、議論のかなりの部分がバランスシートの縮小方法や縮小を終えた後の管理方法に費やされた。

数人の当局者は、FRBが持つ準備への需要を減らすための新たな手段のコストと利益について議論すべきだと提案。バランスシート縮小終了直後、準備水準の安定化が必要になる可能性を一部のメンバーが指摘した。そのための措置には米国債の買い入れ再開などが含まれるという。

*内容を追加しました。

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