[ニューヨーク 22日 ロイター] - 全米企業エコノミスト協会(NABE)が22日発表した調査によると、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始時期を巡るエコノミストの予想が来年第1・四半期へ後ずれした。
インフレ率の予想は上方修正され、雇用市場はより強気な見通しが示された。
2月の調査では利下げ時期は今年第4・四半期となっていた。政策金利のピークについては5.0─5.25%で変わらず。
米経済がリセッション(景気後退)に陥るかをどうかについては見方が分かれた。予想の中央値は2024年まで緩やかな成長が見込まれ、23年第4・四半期の成長率は前年同期比0.4%となっている。
23年第4・四半期の消費者物価指数(CPI)は前年比3.3%の伸びが見込まれ、前回調査の3%から上方修正された。
雇用市場の見通しは改善し、1カ月当たり14万2000人の雇用増を予想した。前回は10万2000人だった。今年の失業率の予想は3.7%と3.9%から低下した。
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