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米NY連銀、次期総裁にウィリアムズSF連銀総裁 6月18日就任

 4月3日、米ニューヨーク連銀は、ダドリー総裁の後任にウィリアムズ米サンフランシスコ地区連銀総裁(55)を指名する人事を発表した。1月撮影(2018年 ロイター/Ann Saphir)

[ニューヨーク 3日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀は、ダドリー総裁の後任にウィリアムズ米サンフランシスコ地区連銀総裁(55)を指名する人事を発表した。

ウィリアムズ氏は6月18日にNY連銀の新総裁に就任する。

パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は声明で、ウィリアムズ氏の「洞察力や賢明な助言を高く評価しており、今後何年にもわたり共に責務に取り組んでいくことを楽しみにしている」とし、歓迎の意を表した。

関係筋によると、NY連銀次期総裁の選出過程で、パウエル議長は金融分野の専門知識に精通する人材が必要と強く主張していた。そのため、生え抜きエコノミストとして知られるウィリアムズ氏が、現行の「緩やかな」利上げ路線の舵取りで大きな役割を果たしていく可能性が高い。

ウィリアムズ氏はダドリー総裁とともに、失業率低下に向けたゼロ金利を提唱。さらに高齢化に伴う中立金利の著しい低下が経済成長全体の足かせになっていることを分析した論文も発表している。

また、資産価格の振れではなく長期的な動向に焦点を合わせたいとし、金融市場の動向を積極的に監視していないとの認識を繰り返し表明してきている。

NY連銀総裁は、他の地区連銀総裁と異なり、毎回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つなど、金融政策決定への影響力が大きい。またNY連銀自体も、4兆4000億ドルの資産管理を含む公開市場操作や米大手行の規制といった責務も担う。

今回の人事によって空席となるサンフランシスコ連銀総裁のポストについては、同連銀のリサーチ主任を務めるメアリー・デイリー氏が候補に挙がっている。

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