August 5, 2018 / 11:07 PM / 4 months ago

米FRBの金融政策正常化、順調に進行中=NY連銀高官

[3日 ロイター] - 米ニューヨ-ク連銀の市場担当責任者サイモン・ポッター氏は4日、最近の国内金融市場におけるボラティリティー上昇にもかかわらず、連邦準備理事会(FRB)の利上げとバランスシート縮小は順調だとの見方を示した。準備原稿で判明した。

ポッター氏は4日、フィリピンのマニラで開催された東アジア・オセアニア中央銀行役員会議(EMEAP)総裁会議に出席。「金融政策実施の枠組みは引き続き、米連邦公開市場委員会(FOMC)による翌日物金利の制御において素晴らしい効果をもたらしている。新しい進展に柔軟に対応する能力があることを証明した」と述べた。

米国では4月、実効フェデラルファンド(FF)金利USONFFE=が、当時FRBの誘導目標だった1.50―1.75%の上限を5ベーシスポイントしか下回っていなかった。これを受けて、トレーダーの一部には、FF金利が誘導目標を上回り、FRBによる短期金利の制御能力に対する市場の信頼感が揺らぐのではないかとの懸念が出た。

FF金利の上昇に対処するため、FRBは6月のFOMCでFF金利の誘導目標を25ベーシスポイント(bp)引き上げた一方、超過準備預金金利(IOER)の引き上げを20bpとする調整を行った。

実効FF金利は1.91%と、現在の誘導目標の上限を9bp下回る水準となっている。

ポッター氏は最近の金利動向に関し、今年前半の国債増発、昨年実施された税制改革を受けて米企業が従来よりも低い税率で国外に保有する現金を国内に還流(リパトリエーション)させていることや、銀行の資本規制の強化、MMF(マネー・マーケット・ファンド)市場の再編が要因だと指摘。「市場金利はさまざまな要因により変動しているが、FOMCの金融政策スタンスに適切に対応しつつ、世界中の企業に対する資金調達の深く流動的な資金源として、これらの市場は役割を果たし続けるだろう」と述べた。

さらに、FRBのバランスシート縮小により銀行の支払準備金の余剰が縮小し、企業の借り入れコスト上昇につながっているとの見方を提示。「この可能性は妥当だと考えており、したがって、支払準備金の減少により翌日物金利が短期的に若干押し上げられる可能性はある」と話した。

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