[ワシントン 3日 ロイター] - クオールズ米連邦準備理事会(FRB)副議長(金融規制担当)は3日、FRBは指標を注視する一方、「方向性が大きく変化」した場合のみ対応するとの認識を示した。
副議長は「われわれはデータに依存しているものの、ダイヤルの針の振れにいちいち対応するわけではない」と強調。「あらゆるコミュニケーション方法を通じ示してきた(政策の)道筋は極めて明確だ」と語った。
その上で「入手される指標を考慮すると同時に、方向性が著しく変化すれば対応するという戦略に沿っていく」と述べた。
中立金利については、明確ではなく、時間と共に変化するとし、経済情勢が正常化しつつある中、適切な政策策定にとって有益ではないと指摘。政策金利の中立水準を巡る議論に過度に重点が置かれているとの認識を示した。