January 13, 2020 / 10:09 PM / 12 days ago

FRB当局者、金融リスク巡る懸念で見解相違

米連邦準備理事会(FRB)当局者の間では、政策金利が当面据え置かれるとの見方でおおむね一致している一方、利上げが適切かどうかを判断する際の金融リスクを巡る懸念については見解が分かれていることが13日、明らかになった。ワシントンのFRB本部で2018年8月撮影(2020年 ロイター/Chris Wattie)

[13日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)当局者の間では、政策金利が当面据え置かれるとの見方でおおむね一致している一方、利上げが適切かどうかを判断する際の金融リスクを巡る懸念については見解が分かれていることが13日、明らかになった。

米アトランタ地区連銀のボスティック総裁はこの日、インフレ率がFRBの物価目標である2%に向かうことが確認されるまで、利上げのハードルは「非常に高い」と指摘。また米経済での過度な借り入れや金融面での不安定性を判断するには「体系的な」証拠が必要との認識を示した。

ボスティック総裁はアトランタ・ロータリークラブでの講演で「緊縮政策を行うハードルは非常に高いだろう。FRBはインフレを伸ばすために十分な経済成長を容認する見通しだ」と語った。

一方、米ボストン連銀のローゼングレン総裁は同日、FRBは突然の物価上昇のほか、低金利の継続によって不動産などの資産価値が高騰し、経済破綻につながる恐れがあることを警戒しなければならないと強調した。

FRBが昨年実施した3回の利下げ全てに反対票を投じたローゼングレン氏は、ハートフォードの経済団体向けに行った講演で「金利が想定される均衡レベルを下回り、同時に失業率が歴史的な低水準にある状況が長期間続いた経験は、中銀当局者にほとんどない」とし、「このため、いかなるリスクの可能性にも警戒したい」と述べた。

ローゼングレン氏、ボスティック氏とも今年の連邦公開市場委員会(FOMC)での投票権を持っていない。

昨年の3回の利下げ実施後、FRB当局者の間では、米経済の方向性に大きな変化がない限り政策金利を再び変更する可能性は低いとの見解がコンセンサスになる一方、ローゼングレン氏など一部当局者は、金利をより高く設定することにより、将来的に悪い結果を招きかねないリスクの高い借り入れを防ぐことが適切と主張している。

ボスティック氏もリスクの高い借り入れは懸念要因とした上で、そのような兆候はまだ見られないとの見解を示した。

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