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FRB当局者、テーパリング間近と指摘 利上げ協議の進展も示唆

[9日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)当局者の2人は9日、米経済は急成長しており、労働市場は依然として改善の余地があるものの、インフレ率は既に利上げ開始の条件の1つを満たす可能性のある水準に達したとの認識を示した。

 8月9日、米ボストン地区連銀のローゼングレン総裁は今秋にテーパリングを開始する旨を連邦準備理事会(FRB)は9月に発表すべきと主張した。写真は2013年4月、ニューヨークで講演するローゼングレン総裁(2021年 ロイター/Keith Bedford)

アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、第4・四半期にテーパリング(量的緩和の縮小)を開始できると想定しているとしつつ、雇用市場がこのところの堅調な改善ペースを維持すればさらに早期の開始も可能との認識を示した。

また、ボスティック総裁とリッチモンド地区連銀のバーキン総裁はともに、インフレ率はFRBの2%目標を既に達成しているとの認識も示した。

両総裁の発言は、FRB当局者がいつどのようにテーパリングを進めるかについて協議する中、新しいフレームワークにおけるインフレ目標の達成判断についても議論を進めていることを示唆している。

来年終盤にも利上げ条件が整うとの見方を既に示しているボスティック総裁は、FRBが物価の目安として注目するコア個人消費支出(PCE)価格指数について、5年間の平均伸び率が5月時点で目標の2%に到達したと指摘。ただし、連邦公開市場委員会(FOMC)内では、実質的な進展を判断するのにどの指標を用いるべきか、まだ意見が一致していないと述べた。

バーキン総裁は、今年のインフレ高進が利上げ条件の1つを満たした可能性もある一方、労働市場はなお改善の余地があるという考えを示した。インフレ率は既に目標の2%に到達しており、今後も同水準を維持する見込みと述べた。

ボスティック総裁は、労働市場では依然としてさらなる進展が必要だとしつつ、雇用の力強い改善があと1、2カ月間続けばその目標は達成できる可能性があると指摘。FRBは10─12月に、もしくは8月の雇用の伸びが予想を上回ればさらに早期にテーパリングを開始できるという認識を示した。

さらに、ボストン地区連銀のローゼングレン総裁は9日、AP通信とのインタビューで、今秋にテーパリングを開始する旨をFRBは9月に発表すべきと主張した。

同総裁は「過去2回のような(雇用)統計が続けば、9月の会合までに私の見方では実質的な一段の進展基準に合致し、今秋のどこかの時点でのテーパリング開始を示唆することになると私は予想している」とした。

バーキン総裁はテーパリング開始時期には触れなかったものの、労働市場の進展を判断するに当たっては人口に対する雇用率を注視していると述べた。

ボスティック総裁は緩和縮小は過去の実績よりも短期間で行うことが望ましいと提案。縮小方法としては米国債と住宅ローン担保証券(MBS)を同じ割合で減らす「バランスのとれた」アプローチを支持すると表明した。

*内容を更新しカテゴリーを追加しました。

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