May 15, 2020 / 9:56 PM / 20 days ago

米金融の脆弱性、コロナ危機で「重大に」=FRB報告書

 15日、米連邦準備理事会(FRB)は金融安定報告書で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により、金融セクターは「重大な」脆弱性に直面していると警告した。写真は2019年3月撮影(2020年 ロイター/Brendan McDermid)

[ワシントン 15日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は15日に公表した金融安定報告書で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により、金融セクターは「重大な」脆弱性に直面していると警告した。また企業や家計は当面、脆弱な財政状況への対応を余儀なくされるとした。

FRBは報告書で、「金融セクターの脆弱性は近い将来、重大なものになる可能性が高い」と指摘。「3月以降の経済的・財政的ショックによる家計および企業のバランスシートへの負担は当面、脆弱性を生み出す可能性がある」とした。

また「COVID─19(新型コロナ感染症)の発生はあらゆる規模の企業や数百万の世帯に深刻なリスクをもたらす」と言及。危機が持続すれば財政的な圧力が生じるとし、家計や企業は収入源を奪われ続けるとした。

一方で、これまでの危機を受けて講じられた金融システムの強化措置が緩衝材となり、FRBによる緊急措置と合わせて最悪の事態を回避することができたとの見解を示した。

ブレイナード理事は電子メールで「流動性に対する圧力の解消には、強力かつ早期の介入が効果的」と指摘。ただ、高水準の債務を抱える企業に関しては「支払い能力への圧力を注視する。パンデミックが長引けば、このような圧力が増す恐れがある」と述べた。

報告書では例として、商業用オフィスビルや農地などでは、生み出される収入と比較して高水準の価値を維持しており、これがおそらく不動産価格下落の足掛かりになると指摘。このような価格下落が不動産を担保に借り入れを行っている所有者や融資している金融機関の圧力になり得るとした。

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