October 31, 2019 / 3:49 AM / 14 days ago

米国株、利下げ休止示唆でも買い意欲衰えず

[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は30日、利下げの休止を示唆したが、同日の米株式市場ではS&P総合500種が最高値を更新。投資家の買い意欲は衰えていないようだ。

 10月30日、米連邦準備理事会(FRB)は、利下げの休止を示唆したが、同日の米株式市場ではS&P総合500種が最高値を更新。投資家の買い意欲は衰えていないようだ。写真はニューヨーク証券取引所で撮影(2019年 ロイター/Brendan McDermid)

FRBは予想通り今年3度目の利下げを決める一方、連邦公開市場委員会(FOMC)声明文から「(景気拡大を維持するために)適切に行動する」との文言を削除。この文言は将来の利下げを示すものと解釈されていた。

ただチェリー・レーン・インベストメンツのパートナー、リック・メックラー氏は「(声明文は)今後も柔軟に対応するというFRBの意思を示した」と分析。「FRBは引き続きデータ次第だとの見解を示した。柔軟性は市場が望むものだ」とコメントした。

トールバッケン・キャピタル・アドバイザーズ(ニューヨーク)の最高経営責任者(CEO)、マイケル・パーベス氏も「文言と政策の変更は予想されていた」とした上で「債券市場よりも株式や信用市場の見方が正しかったことを裏付けている。債券市場はこれまでかなり悲観的な見方を示してきた」と述べた。

債券市場では、5月に3カ月物国債の利回りが10年物国債の利回りを上回る逆イールドが発生。景気後退の予兆として懸念されたが、今月11日には逆イールドが解消した。ただ、米経済への懸念が完全に払拭されたわけではない。

それでも30日の株式市場では、FRBの景気認識を好感する声が相次いだ。

FRBのパウエル議長は、世界的な貿易摩擦や英国の欧州連合(EU)離脱問題について、前回のFOMC後に「良い方向」に向かっていると発言。米経済は引き続き底堅く、現時点で大規模な金融不均衡や資産バブルは見られないとの認識も示した。

この日発表の第3・四半期の実質国内総生産(GDP)速報値が市場予想を上回ったことも、投資家の安心感を誘う材料となった。設備投資が減った一方で、個人消費が底堅かったことが明らかになり、景気後退に対する懸念が緩和した。

米中の対立が最近緩和していることも、投資家のリスク選好度を支える要因となっている。

もっとも、投資家の間では、10年に及ぶ強気相場に陰りが出てくればFRBが助け舟を出してくれるという期待も根強いようだ。

クレセット・ウエルス・アドバイザーズのジャック・アブリン最高投資責任者は「市場が景気減速を見越して失速した場合、FRBは利下げの継続で対応するだろうか。私はおそらく利下げを継続すると感じている」と語った。

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