[ニューヨーク 21日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は21日、新型コロナウイルスの影響で4月に14.7%を記録した失業率について「改善よりも悪化が先に来る」という考えを示した。今後の景気回復動向を見通すのは困難とも指摘した。
直近の経済指標はコロナ禍による家計の痛みを完全には反映していないが、経済活動が再開するにつれ、経済への影響や回復までの期間に関する情報は増えるとした上で「今後の回復の動向や期間については不明だが、自動車や高等教育、製造業、専門職などへの影響を一段と把握するまでには一定の時間がかかる」と述べた。
金利については、経済が安定化し二大責務の達成に向かっているという確信が得られるまで低水準にとどまると強調した。
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