June 3, 2018 / 11:54 PM / 5 months ago

米利上げ継続すべき、来年初めに景気に歯止めも=SF連銀総裁

[サンフランシスコ 1日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は1日、金利上昇に伴い、来年初めに成長にブレーキが掛かり始める可能性があるとしつつも、連邦準備理事会(FRB)は今後2年間、緩やかに利上げを続けるべきとの考えを示した。6月の連邦公開市場委員会(FOMC)前で最後となるロイターのインタビューで語った。

 6月1日、米サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は、金利上昇に伴い、来年初めに成長にブレーキが掛かり始める可能性があるとしつつも、連邦準備理事会(FRB)は今後2年間、緩やかに利上げを続けるべきとの考えを示した。ワシントンのFRB本部前で2015年9月撮影(2018年 ロイター/Kevin Lamarque)

6月12─13日のFOMCでは、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標が1.75─2%に引き上げられると予想されている。

ウィリアムズ総裁は、中立金利はおそらく2.5%付近だとし、あと3回程度の利上げで金利が中立金利付近に達するとの見通しを示した。中立金利は、経済成長の後押しも阻害もしない中立的な金利を指す。中立金利を上回る金利水準は景気の減速に作用する可能性がある。

ただ、総裁は、米経済が堅調を維持し、インフレ率がFRBの目標である2%かそれを上回る水準で推移する場合、「金利は一定期間にわたり中立金利を上回る可能性がある」と発言。「FRBの金融政策は金利が中立金利に達することで終わるわけではない」と述べ、金利が中立金利に達したからといって、利上げを休止する必要は必ずしもないとの考えを示した。

FRBは現在、金融政策スタンスを「緩和的」と表現しており、FOMC後の声明では、FF金利を当面、長期的に到達すると見込まれる水準を下回る水準で維持する可能性に触れている。

ウィリアムズ総裁は、金利上昇に伴い、この声明の文言は「もはや正確でない、あるいはさほど有効でない」と指摘。この文言が6月のFOMC後の声明で削除されるべきかと問われると、削除する時期についてはFOMC次第だと答えた。

総裁はまた、FRBが年内にあと2回か3回の利上げをし、来年にも利上げを継続すべきとの自らの考えは変わっていないと表明。

米労働省が1日発表した5月の雇用統計で、非農業部門の就業者数が予想以上に増え、時間当たり平均賃金が前年比2.7%上昇したことを受け、「労働市場が力強く、成長の勢いが持続し、インフレ率がFRBの目標水準に近いことを踏まえると、われわれは今後2年で緩やかな利上げを継続するという現在の方針を継続すべきだ」と語った。

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