May 10, 2019 / 4:18 PM / 7 months ago

米経済は堅調、物価圧力見られず NY連銀総裁「現在の政策妥当」

[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は10日、世界的なリスクは存在するものの米経済は堅調で、インフレ圧力を示す兆候は見られないとの認識を示した。

総裁は「経済活動に関する最近の堅調な経済指標や中国の経済成長率の回復、金融市場の逼迫の緩みなど全てが、成長に対する短期的なリスクの幾分の後退を示している」と指摘。「一言で言えば、インフレ圧力が発生せず、労働市場が非常に堅調な中で、経済は健全な成長の一途をたどっている」とし、現在の政策は現時点で理に適っているとの見方を示した。

さらに、金利は経済の好調な軌道を維持する上で良好な水準にあると強調した。足元の政策金利は2.25ー2.50%。米連邦準備理事会(FRB)は今年3月、年内の利上げを断念する意向を表明している。

第1・四半期の実質国内総生産(GDP)が年率換算で前期比3.2%増と市場予想の2%増を大幅に上回る中で、総裁は「急成長が年内を通じて持続するとはみていない」と言明。「貿易摩擦が依然として問題になっている」と指摘した。同時に「米経済は非常に良好な環境にある」とも述べ、2019年は引き続き2.25%程度の成長が見込まれるとした。

貿易摩擦を巡っては、米政府が10日未明、中国からの2000億ドル相当の輸入品に対する関税を10%から25%に引き上げた。これに対し中国は、米国の関税引き上げは「非常に遺憾だ」として対抗措置を講じる考えを明らかにした。

市場は、景気の減速やインフレ圧力のさらなる低下への対応としてFRBが利下げを余儀なくされる状況を警戒しているが、総裁は「現時点では、インフレ統計における最近の下向きの動きはおおむね通常の変動を反映しているようにみえる」とし、市場の見方を否定した。

この日発表された4月の米消費者物価指数(CPI)は総合で前月比0.3%上昇、前年比では2.0%上昇した。食品・エネルギーを除くコア指数の伸びは前月比0.1%、前年比2.1%だった。

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