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[ワシントン 19日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は19日、米経済の現状は非常に良好で、足元の金利は適切という認識を示した。
総裁は当地での会合で「金融政策は適切で、経済は望ましい状態にある」とした上で、物価は2%目標の持続的な達成にかなり近づいていると明言した。
連邦準備理事会(FRB)が今年7月以降に実施した3回の利下げは「非常に効果的」だったと評価。現在の金融政策は良好とも強調した。
先行きの政策運営については、個々の指標に過剰反応しないことが重要になるほか、海外要因などの影響で米経済が予想以上に減速したり、物価の方向性が継続的に悪化した場合は、FRBとして追加緩和を行う可能性があると表明した。
短期金融市場で9月以降、金利が急上昇した背景には、2008年当時の金融危機を踏まえて導入された金融規制が関係している可能性があると指摘。「規制の導入にはそれなりの訳があったが、思いがけず非効率的な結果を招いたということはあり得る。そうした非効率性は市場機能の観点から望ましいと言えず、入念な分析が必要だ」と述べた。
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