July 10, 2019 / 11:07 PM / 11 days ago

独経済相、航空機補助金巡りUSTR代表と11日に協議

 7月10日、ドイツのアルトマイヤー経済相(写真)は、航空機大手のボーイングとエアバスに対する補助金を巡る世界貿易機関(WTO)での争いを解決する取り組みについてライトハイザー米通商代表部(USTR)代表と11日に協議することを明らかにした。6月撮影(2019年 ロイター/Jason Lee)

[ワシントン 10日 ロイター] - ドイツのアルトマイヤー経済相は、航空機大手のボーイング(BA.N)とエアバス(AIR.PA)に対する補助金を巡る世界貿易機関(WTO)での争いを解決する取り組みについてライトハイザー米通商代表部(USTR)代表と11日に協議することを明らかにした。

同相は記者団に対し「米国はWTOによって関税を課す権限を与えられており、欧州も数カ月中に権限を得る可能性が高いことから、問題は複雑だ」とした上で、「われわれはこうした関税の応酬を回避することが双方の利益になると考えている」と述べた。

また、ムニューシン米財務長官と「生産的かつ建設的」な会談を行い、互いの溝を埋める方法のほか、世界的な緊張や貿易摩擦の緩和、米独両国における雇用維持に向けた方法などを話し合ったと明らかにした。

具体的には、米国から欧州へのLNG(液化天然ガス)輸出拡大の可能性や、イランなどへの制裁、ウクライナ問題での協力強化の可能性など一連の問題について話し合ったという。

アルトマイヤー氏は、ユンケル欧州委員長とトランプ米大統領が通商協議開始で合意して以来、ここ1年で欧米間の貿易摩擦が大きく激化していないことはポジティブだと指摘し、多くの争点に1つ1つ取り組むことで激化を回避できるとの考えを示した。

また「われわれは突っ込んだ議論を行っているところであり、意見の不一致があっても米国は欧州のパートナーであり友人であり続けると私は考えている」と語った。

イラン情勢については強い懸念を示し、緊張緩和に向けて欧米が協力すべきだと強調。イランが再び2015年核合意の精神と条文に従うよう努力することが全当事国の共通の利益だとし、「ほかに理にかなう道はない。世界の安定に資する道はほかにない」と述べた。

アルトマイヤー氏はロス米商務長官とも会談する見通し。

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